専門分野の翻訳はやはり難しい

自分の能力を活かして何かお小遣い稼ぎでもできないかと、翻訳の仕事を見つけたことがあります。オンラインの英会話レッスンで英語力アップしていたので、一度やってみようかなと思ったのですが、内容はハウスメーカーや新築一戸建て、リフォームに関する日本語を英語に翻訳するというものでした。

その日本語を見てみると、そこまで長い文章ではないものの、実際にやるとなるとかなり時間がかかることがわかりました。外国語の翻訳についてですが、英語を日本語へ翻訳する場合を例にあげます。その場合、会話の通訳の場合ですと、英語の通訳はその場でババババババーッと訳して終わりなわけですけれど、しかし外国語の翻訳文書となると、そういうわけにはいきません。

外国語の翻訳文書を作る場合は、まず一度ザザザザッーと全体を読みます。そして次に上から順番に分与を訳していきますね。そして一通りできたら、当然ですけれど読み返します。そしてまた細部にわたるまで、今度は細かい日本語の表現を見ていきます。ここからはもう、英語を翻訳するというよりは、日本語の美しい文書を作るという作業に徹するというわけなのです。

そして大体終われば、さらにもう一度はじめから読んでいくーという、まあ英会話の通訳に比べたら、外国語の翻訳文書は時間のかかる作業ですね。しかし英会話の通訳のように急かされることなく落ち着いてできる点は、外国語の翻訳文書作成のメリットだと言えるでしょうか。

私が翻訳仕事を断念したのは、自主的にやりかけて時間が単価に見合わないと思ったからです。例えば、鉄骨3階建てを英語で何と言う?、オープンキッチンって和製英語ではない?など、家にまつわる言葉を英語で何と言ったらいいかをまず勉強する必要がありました。これに時間がかかります。慣れれば良いのかもしれませんが、すぐにお金にしてほしいという場合には向きませんでした。

また、ハウスメーカーをローマ字表記するなど、慣れない英語でのタイピングにも時間がかかるので、慣れない私はしてみると最初は損になると思いました。