ある時、米軍キャンプの日本人従業員になる為、社会人としての英語を習得する必要に迫られた。
そこで外人の個人教授をタダで捉まえようと、米兵が良く出入りするバーへ日参した。
一人で飲んでる米兵に的を絞って一言「would you please teach me this word?」
これだけ練習したからサラリ言える。先ず、NO!という外人はいなかった。
自国語を教える誇りで態度も親切になるものだ。そうやって友達も何名か出来、無事、キャンプ内の下士官クラブのボーイになれた。が、仕事会話となると中々難しい。ある時「ギミーかっぱコーヒー」と注文を受けた。
料理人に「カツパって何?」と聞く羽目になり笑われた。a cup of coffeeと注文したらしい。
又、外人の女性の案内を買って日光にドライブした時も十二単衣を着た女性像を見て「なぜ12枚も着るの?」と質問され,苦し紛れに「昔の女性は下着を付けないから、男を防御する為でしょう。12枚もあればウンザリですよ男は。。」なんて下手な通訳してやった。
これも日本文化については日本人として多少、勉強しておく必要を感じた出来事でした。
現在では福岡に来る外国人に福岡のサムライダンス(黒田節舞)を指導することもあります。言葉につまるとDO LIKE THIS!のマイム指導で間に合すこともある。
「教えることも習うこと」で自分の解らない言葉を気付かせてくれると思っています。